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 「黄金期」の傑作に触れる 北宋書画特別展


 北宋は「中国書画の黄金期」と言われています。中国絵画の代名詞でもある山水画や花鳥画、禅画が興りました。官僚としての顔を持つ文人たちが書の傑作を残しました。

 范寬(11世紀ごろ)は山中に住んで風景を眺め続け、山々を力強い筆遣いで描写しました。郭熙(11世紀後期ごろに活動)は、重ね塗りや点画などの技法を駆使して精神性の高い山水画を描きました。北宋末から南宋初にかけて活躍した李唐(1049-1130ごろ)は「近観取其質」(近景の描写を重視した描き方)を確立し、遠近感のある写実的な山水画の世界を切り開きました。

 書では「北宋四大家」が有名です。蔡襄(1012-1067)、蘇軾(1036-1101)、黄庭堅(1045-1105)、米〓(1051-1107)の4人です(〓はくさかんむりに「市」)。

 蔡襄は、唐代の書家・顔真卿の穏やかでなめらかな書風を発展させました。豚肉の角煮「東坡肉」の考案者とも言われる蘇軾は、激しい政争の末に左遷を重ねた生涯の中で、あふれんばかりの情感を書で表現し続けました。江西詩派と呼ばれる文学流派を創始した黄庭堅は、杜甫の作品を範とした詩作と同じように、緻密な構成の書で知られています。絵画の「米法山水」でも有名な米〓は、多彩なテクニックで変化に富んだ作品をものしました。

 「北宋書画特別展」には、絵画では范寬「谿山行旅圖」、郭熙「早春圖」、李唐「萬壑松風圖」などの山水画の傑作、書では北宋四大家の代表作などが出品されます。いずれも「国宝級」の逸品で、故宮博物院でも傷みを避けるため、数年間で1カ月半しか展示されない作品も多く含まれています。出品作品のうち約20点は前期と後期に分けて展示されます。

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范寬 谿山行旅圖
范寬 谿山行旅圖
郭熙 早春圖
郭熙 早春圖
李唐 萬壑松風圖
李唐 萬壑松風圖
文會圖
徽宗 文會圖

宋崔 白雙喜圖
宋 崔白 雙喜圖
五代 不詳 丹楓幼鹿図
五代 不詳
丹楓幼鹿図
易元 吉侯猫圖高〓
易元吉 侯猫圖高〓
(〓は手へんに「襠」のつくり)
黄庭堅 花氣熏人帖
黄庭堅 花氣熏人帖

宋徽宗 詩帖
宋 徽宗 詩帖
宋徽宗 詩帖
宋 徽宗 詩帖
写真提供:台北・故宮博物院