2007年06月29日掲載記事より
JR筑豊線 筑前内野駅 (福岡県飯塚市)
宿場町の面影色濃く残す
ログハウス風の筑前内野駅。改札口はなく、乗客は静かに列車を待つ
江戸、明治期の面影を残す白壁の民家などが残る旧長崎街道の内野宿
一両編成の列車から降り立つと、ログハウス風の駅舎が迎えてくれた。JR筑豊線筑前内野駅。無人駅で、券売機もない。とても静かな駅だ。
駅を出ると、南北に約600メートルの道が延びていた。旧長崎街道。江戸時代に整備され、豊前国小倉(北九州市小倉北区)と肥前国長崎(長崎市)を結んだ街道だ。ここには、筑前六宿の1つ「内野宿」があった。今も道沿いには、古い塀やよろい戸、井戸の跡が残っている。
内野郵便局の大町秀一局長(56)が「内野宿は江戸時代の区画がそのまま残っているため、当時の面影を良く残しているのです」と教えてくれた。参勤交代の諸大名をはじめ、シーボルトや伊能忠敬もこの道を通ったという。多くの旅人でにぎわい、活気あふれた町の光景が目に浮かぶ。
宿の一角には、内野宿を紹介する史料館「内野宿友遊館長崎屋」がある。江戸時代に参勤交代の家臣らが宿泊する「脇本陣」に用いられた「長崎屋」を改装し、2004年にオープンした。建物の中には、旧家特有の箱階段やガス灯の跡が残る。
地元の農産物加工グループ「野々実会(ののみかい)」の加工所を訪ねた。予約していなかったので料理は食べられなかったが、江戸時代末期に建てられた民家の座敷で食べる郷土料理は風情がありそうだ。代表の長野路代さん(76)に自慢の一品を聞いてみた。
「シーボルトも食べた『白おこわ』ですかね。お酒に軽く漬けて炊いた鶏肉が、もち米と相性ばっちりですよ」
昔の宿場町の面影を色濃く残した内野宿。ホームで帰りの列車を待つと、涼やかな風が吹いてきた。
(筑豊総局・下村ゆかり)







長期間家を不在に…そんな時!
必見!今冬のインフルエンザ対策
関東地区・受験特集2011
ダイハツ クーザ 福岡公演!
NEWオープンの店教えて下さい!
ライオンズマンション高取
福岡の賃貸・売買物件ならココ!


















