2004年12月10日更新
ショーが繰り広げられる中央部の広場。クリスマスには多くの人がハウステンボスを訪れる見込みという
イルミネーションが点灯しロマンティックな雰囲気のハウステンボス
長崎県佐世保市のハウステンボスがこの秋、五年計画で進めてきた「光の街プロジェクト」を完成させたと聞いた。大村湾に夕日が沈んでゆくのに合わせて、園内に一つ、また一つと明かりがともり、すっかり日が暮れるころには、街全体が美しい光に包まれるという。博多駅から特急で一時間四十分、光いっぱいのハウステンボスを訪ねた。
夕刻、ハウステンボスに「入国」すると、まず目に入るのは、ゆっくり回転する羽根から柔らかな光を放つ風車。園内に張り巡らされた運河にも、色とりどりの光が浮かび、ファンタジーの世界に迷い込んだ気がする。幻想的な光に導かれるままに石畳の道を進むと、園の中心にある『光の広場』へ。
広場に立つと、高さ約百五メートルのランドマークタワーに目を奪われる。タワーは、幾重にも光のドレープをまとい、まさに『光の塔』。そして、広場から続く並木道『光の道』の先には、宮殿「パレスハウステンボス」をライトアップした『光の宮殿』が壮麗な姿を現す。
案内してくれたハウステンボスPR部の児嶋由美子さんによると、東京ドーム三十三個分にあたる広大な同園で、プロジェクトに使われている電球は百万個を超え、「電気代も相当なもの」だそうだ。明るすぎず暗すぎない光量で「女性の肌が一番白く美しく見える明るさ」なのだそうだ。女性にとってうれしいことこの上ない。
さらに園内には、もみの木を二十八本組み合わせて一本に見えるように仕上げた高さ約六メートルの巨大ツリーをはじめ、何本ものクリスマスツリーが訪れるカップルや家族連れを楽しませてくれる。その一つ、『LOVE TREE』と呼ばれるツリーは、願いをかなえてくれる木。早速、私も蛍光素材でできたハート形のオーナメントに「クリスマスまでに運命の人と出会えますように」との願いをしたため、ツリーにつるした。
光の塔、光の宮殿、光のチャペル…街中がイルミネーションに包まれた冬のハウステンボス。そこには、女性をうっとりさせる光の饗宴(きょうえん)があった。
(社会部・鶴加寿子)

「光の街」イベント実施は2005年2月4日まで。クリスマスツリーは今月25日まで。問い合わせはハウステンボステレホンガイドセンター=0956(27)0001。ホームページ=http://www.huistenbosch.co.jp