JR九州肥薩線熊本県人吉駅、特急車内
クリの形をした赤い容器が印象的。人吉盆地産の甘いクリが、ごはんの上に乗っている。「えっ甘いの?」と思う人もいるかもしれないが、これが味付けされたごはんと相性がよく、クリをほぐして食べても美味。ごはんにまぶしたカンピョウが、隠し味で効いている。
おかずは、エビ、ヒジキ、ゴボウ、フキ、レンコン、高野豆腐、肉だんご、チクワ、卵焼きと、どれも素朴な味付けで飽きがこない。「1965(昭和40)年から続いているロングヒット商品。当社一番人気の駅弁です」(発売元の人吉駅弁やまぐちの営業課長・松崎閨子さん)というのもうなづける。個人的には、肉だんごの味付けが好みだった。
ごはんが容器の5分の3を占めているのだが、味付きのためか、バランスよく食べているつもりでも、ついついごはんが先に進む。おかずが余ってしまうこともありそうだ。若い男性なら、おにぎりなどを1個買い足しておくといいかも。
フタ付きのプラスチック製容器は、比較的しっかりしていて、食べたあと捨てずに持ち帰る人も多そうだ。人吉駅のプラットホームで立ち売りも行っている。
人吉駅弁やまぐち。電話0966(22)5235。
=2005/02/03 西日本スポーツ「駅弁食べたい」から(肩書は連載当時)=
2006年11月04日更新
※ 駅弁の内容は季節によって変わることがあります。