

釜山の繁華街、西面の一角。付近には派手なハングルの看板がかかった飲食店が多いのだが、そのビルの案内板は漢字で「釜山浦民俗博物館」と書かれ、異彩を放っていた。上階のカラオケ店と下階のインターネットカフェに挟まれた5階。こんなところに本当に博物館があるのか?
館内に足を踏み入れると、鏡台やたんす、臼などのさまざまな生活用具が並んでいた。室長の金洪源(キムホンウォン)さん(56)によると、展示数は約370点。李氏朝鮮時代(1392―1910年)の日常生活に関連した民俗資料を展示している。コレクターの金正民(キムジョンミン)さん(61)が集めた私設博物館だ。もともとはビル全体が博物館だったが、現在は規模を縮小して運営中だ。
現在も来場者は少ないようだが、外国人にとっては李氏朝鮮時代の生活史が垣間見える貴重な空間。何とか運営を続けてほしいと願うばかりだ。
★地下鉄西面駅から釜田図書館方面へ徒歩5分程度。ジュディステファ新館前の8階建てビル内。入館料無料。開館時間は午前10時―午後5時(3―10月は午後6時)。
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「ヨロガジ」とは韓国語で「いろいろ」「あれこれ」の意味