両者プロフィール

清水市代女流王位 質の高い将棋指す
 女流王位戦はこの1年、心待ちにしていたタイトル戦です。石橋女流四段はとにかく元気のいい将棋です。戦型は挑戦者次第で、何が飛び出すかわからない刺激があります。私の方は入門した時から師匠の言いつけで居飛車ばかりですが−−。日本将棋連盟女流棋士会と新しい日本女子プロ将棋協会の対抗戦としても注目されているようですが、同じ女流棋士同士です。どちらの団体というより女流棋界そのものを応援してくださる方のため、また女流棋界全体の発展のために、質の高い将棋を指すように努めます。
 しみず・いちよ 1969年、東京都東村山市の生まれ。故・高柳敏夫名誉九段に入門し、85年女流プロ2級。2000年、女流棋士初の女流六段に昇段。87年度第14期女流名人戦で初タイトル獲得。96年、史上初の女流四冠制覇を達成した。今期、女流王将に返り咲き、現在二冠。タイトル獲得は女流最多の38期。全タイトル戦で「クイーン」の称号を持つ。居飛車党で急戦を得意とする。


石橋幸緒女流四段 新団体にタイトル
 去年は前半二局を負けて流れをつかみそこねてしまいました。今回は第1、2局に重点を置いて、最低でも一勝一敗で乗りきりたいです。清水師匠は4時間の将棋が本当に強く、懐の深さがこの持ち時間でより発揮される印象です。しかし、挑むからにはそうも言っていられません。私に足りないところはたくさんありますが、5番勝負をトータルで見て流れを失わないよう努めます。新団体にタイトルをの思いは強く、今あるチャンスはこの女流王位戦だけです。前期のやり直しではなく、新たなチャレンジという思いで臨みます。
 いしばし・さちお 1980年、東京都小金井市の生まれ。清水女流王位に入門し93年女流プロ2級。2004年、女流四段。96年度の第七期女流王位戦でタイトル戦初出場。99年度、第21期女流王将戦で当時の清水女流王将を下して初タイトルを奪取した。第13、16、19回レディースオープントーナメント戦優勝。タイトル獲得は女流王将一期。攻め将棋で、最近は振り飛車を多用する。