古後院長によると、がん治療は手術と放射線、抗がん剤などの化学療法が3本柱。ただ、手術や化学療法は患者の体力を低下させ、抗がん剤は脳の腫瘍(しゅよう)では効果が期待できないこともある。
熊本放射線外科は2005年5月に同装置の前身となる「ノバリス」を導入、約2700の症例を扱ってきた。
従来の放射線治療は一定の範囲に均一に照射するが、ノバリスは病変部に集中的に照射する。このため、患部周辺の正常な細胞の被ばくを最小限に抑えることができるという。
ノバリスTxは、一度に照射できる範囲がノバリスの8・8倍と、より広範囲に点在するがんにも対応できる。1回の照射は5―15分程度で、治療回数も短縮。さらに、CT機能により鮮明な画像で患部を確認できるため、照射精度も上がるという。
古後院長は「患者の負担が少ない『人に優しい医療』を追求したい」と話している。熊本放射線外科=096(370)0712。
【写真説明】4月稼働する最新の放射線治療装置「ノバリスTx」と古後佳生院長
=2010/03/15付 西日本新聞朝刊=




