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救命士の医療行為、有効性精査へ ぜんそく薬を実証研究

[更新日時]2010年05月16日 19:10

 救急救命士の業務拡大を協議する厚生労働省の検討会が17日、会合を開き、搬送中の重症ぜんそく患者に吸入薬を使用させる医療行為について、有効性などを精査する実証研究を行うことを決めた。研究で得られたデータを基に正式な解禁時期など細部を詰める。

 ぜんそく患者の吸入薬は、重い発作の際に気管支を広げる「短時間作用性β2刺激薬」。患者が自力で吸入できない場合、救命士が代わりに吸入させることを解禁する方向で検討を続けていた。

 「簡単で効果が期待でき、解禁すべきだ」との評価の一方、「実効性などの検証が足りない」などの慎重意見が出たことから、実証研究を行うことになった。

 実証研究は、厚労省研究班が全国の複数地域を選んで実施。一定期間、試験的に解禁し、医療、消防、自治体関係者の必要とされる人員数の確認や、データ分析を行う。

 この日はぜんそく薬使用のほか、重い低血糖発作の糖尿病患者へのブドウ糖投与や、心肺停止前に静脈の輸液路を確保する処置についても、同様に実証研究を行うことになった。
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