西日本新聞

西日本新聞 医療・健康

ドクターに聞く・Q&A

かがんでいたら胸焼け/胃酸分泌抑える食生活を

[キーワード]内科

[更新日時]2006年05月28日

 庭の草むしりで、長い間かがんでいたところ、みぞおちがちりちりとし始め、胸焼けのようになりました。市販の胃腸薬で良くなったのですが、病院の検査で、逆流性食道炎と言われました。どのような病気でしょうか?(北九州市、男性)

 ●芳野病院院長 芳野元氏

 逆流性食道炎は胃酸が食道へ逆流し、炎症を起こした状態です。

 胃酸が逆流することはありますが、胃の蠕動(ぜんどう)運動や、食道と胃の境目で弁の役目を果たす筋肉「下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)」により、食道への逆流を防いでいます。加齢などによって、これらの活動が弱くなると、逆流の回数や時間が長くなるのです。

 症状はみぞおちや胸の下辺りがしみるような感じだったり、胸焼け、痛みを感じる人もいます。検査は内視鏡が一般的です。食道の粘膜を観察し、炎症を調べます。

 治療は胃酸の分泌を抑える「プロトンポンプ阻害薬」や「H2ブロッカー」を処方し、1週間程度で症状は緩和します。炎症の完治までは8週間程度かかり、再発しやすいので、医師の指示に従って、薬の服用をやめないことが大切です。

 高齢者に多くみられる病気でしたが、食事の欧米化などで、若い人にも予備軍が多いといわれています。脂っこい食事で胃酸の分泌が増えるからです。また、食後すぐ横になったり、ベルトや前かがみが続く姿勢、肥満などでおなかを圧迫すると、胃酸の逆流が起こりやすくなります。

 寝るときは上体を高くすることで、逆流を防止しましょう。規則正しい生活習慣や食生活で、再発防止を心掛けましょう。

(よしの・はじめ=北九州市若松区)

福岡の病院・診療所検索―お探しの病院・診療所がすぐに見つかります!

病院名、地区、診療科目などのキーワードを入力

ご意見、情報をお寄せ下さい

医療、健康に関するご意見や記事の感想、「ドクターに聞く」への質問をお寄せ下さい。紙面匿名は受け付けますが、氏名、連絡先を明記して下さい。

購読申込

このページの収録記事は、毎週日・月の西日本新聞朝刊で読めます。