元祖黒ラーメン
最近、福岡で”黒ラーメン”が人気だ。中央区大名の「一心不乱」の「黒のコクとんこつラーメン」、朝2時まで開いていて重宝する中央区薬院「高田屋」の「黒ラーメン」。そして、今熱いのが南区高宮の「博多新風」。ニンニクを焦がした黒いマー油がポイントでかなりの人気店になっている。
その「博多新風」のご主人が修行した「好来」関連のお店がキャナルシティのラーメンスタジアムに出店しているので行ってみた。しかし、日が悪かった。公務員にボーナスが出た後とあってかキャナルは人だかり。しかも日曜のお昼なのでラーメンスタジアムにはどのお店にも大行列ができていた。「ラーメンは回転が早いから」と連れを説得しつつ人ごみに負けずに並ぶ。やっと順番が来て自動販売機で黒ラーメンと替え玉の食券を買う。
自動販売機の前で行列は終了しているのだが、買った後に今度は入店待ちの別の行列へ移動して並ばねばならなかった。20分後にやっと入店。スペースに対して座席の数は少なくゆったり感がある。内装はシンプル。テレビに出たことをPRする張り紙があった。
到着したラーメンのスープは、「博多新風」に比べると黒くない。「博多新風」はスープにマー油がたくさん浮いていて、その黒さが際立っているが、好来ではマー油が控え目。とんこつスープにマー油が溶け込んでいるのかもしれないが茶色だった。
最近のラーメンには珍しく海苔がドーンと載っていて、もやしにキクラゲも。チャーシューは大きくて柔らかい。スープの味は見た目どおりマー油が控えめで、軽く香りがする程度。こってりはしているが、さほど脂っこくないのでそれが苦手な人にはよいだろう。麺は細麺。替え玉の時に麺の上にさりげなく青葱が載っているのがGOOD!。気になったのは若干スープの量が少なかったので、替え玉をするとスープの残りが更に少なくなりせっかくのスープをたくさんいただくことができないことぐらいだった。150円の替え玉を含めて合計750円で満腹になり、満足の味だった。
もう一度、他の黒ラーメンと食べ比べしてみよう。これまで他の黒ラーメンのお店に行った時にはお酒を飲んだ後だったので、味の公平な判断ができずにいる。
好来(haorai)
福岡市博多区住吉1-2キャナルシティ(地図)
営業時間11:00-23:00/黒ラーメン600円
092-283-1911




忘年会シーズンの真っ只中の土曜日、予約できてラッキーだった。ここもつ擴はもつ鍋の老舗・博多区網場町の「もつ幸」の系列店で、「もつ擴」としても警固や東京に支店を出すなどの勢いがある。
ちゃんぽん?皿うどん?どのジャンルにも属すことがない新ジャンルの麺を打ち立てたといってもよい。食べてもらわないとこれは理解してもらえないだろう。もつ鍋の後にしか食べることができないというのはある意味もったいない。ランチなどで食べることができれば行列必至だろうが、あの味はもつ鍋後のだしを使わないと無理だろうから難しいか?
今日は局の忘年会。飲み放題付きで7000円のコースということで、五島直送のお刺身、アワビなどご馳走が盛りだくさん。最後の締めはデザートに、この「五島うどん地獄炊」だった。釜揚げのほくほくした五島うどんを、卵とだしをまぜたつけ汁につけ、ねぎ、しょうが、かつお節の薬味をまぶしていただく。
コレステロール値が高い私には卵の黄身はご法度なのだが、年末の無礼講とばかりにズルズルと食べる。うどんにしては細いこの独特の麺だからこそつけ汁がよく絡む。いったん茹で上げた後に冷たいだしにつけて麺がギュッと引き締まるので、硬麺好きの私も大満足だった。つるつる・シコシコと喉ごしもよい。
局の忘年会の後、二次会は会社の同期の忘年会に合流。店に入ると先着組は既に赤ら顔だった。沖縄の食材を使って作るオリジナルの料理に舌鼓を打つ。イカ墨の焼きそばが特においしかったのだが、ほぼ食べ尽くされていたので写真撮影とレポートができず残念。泡盛「くら」をキープするも飲み干してキープにならず、最後の締めは沖縄ならではの沖縄そば。
鳳凛のオフィシャルサイトにはこう書かれている。『昭和41年に創業し「唐辛子入りらーめん発祥の店」として注目をあびた、とある名店の味を継承しています。』
ゆずごしょうであっさり食べる、一口ギョーザの専門店。親せきが経営する博多の本店から味を引き継ぎ、オーナーの河野はつ恵さん(46)が、九年前から始めた。
うどん(四百円)のだしが、味わい深い。色は濃いが、口に含むとうま味がじんわり広がる。飲み干しても後味がいい。 サバやイワシなどさまざまな魚の削り節をまぜて使う。それに昆布も。化学調味料は使用しない。創業六十年。三代目店主、山岡順子さん(58)は「だしのおいしさを味わってほしい」と語る。
鶏の空揚げ、キクラゲ、キャベツ、豚肉…。直径三十一センチの巨大な器には、約二十種類の具材が並ぶ。スープの塩加減も絶妙で、具材のうま味を引き立てている。同店の「特製チャンポン」(五百円)には、池上正則店長(66)のこだわりがあふれている。
暖冬とはいえ、まだまだ朝や夜は寒さがこたえる。特に「天山おろし」が吹き降ろす小城の冬は寒いが、店を切り盛りする上田澄子さん(77)、瑠璃子さん(69)姉妹のうどんは体だけでなく心も温めてくれる。
古民家風の内装に、ジャズが流れる一風変わったお店。一月で開店三周年を迎える創作うどん店だ。つゆをかけて、おろし大根と一緒に食べる「ぶっかけうどん」がお薦め。「細くてこしがあるめんの味わいを楽しんでほしい」と店主の柚上(ゆがみ)忠宏さん(35)。
天日干しして焼いた長崎県壱岐対馬産のアゴ(飛び魚)をベースに、昆布とかつお節を加えた「あご出し」の汁はまろやかな味わい。人気メニューの「うどんちゃん」(八百円)は、直径約三十センチの器に豚肉やエビ、貝のほか、キャベツやタマネギなどの野菜も入った具だくさんのボリューム満点のちゃんぽん風うどん。かたくり粉をといた汁のとろみが、柔らかめのめんや具によく絡む。
1953(昭和28)年創業の「博多らーめん しばらく西新本店」。昔ながらの豚骨100%のラーメンを提供している。
殻を手でむいた生エビを使うチャンポン(五百五十円)は、豚肉やキクラゲ、キャベツなど地元の商店から仕入れる九種類の具をバターでいためて作る。中細めんが、鶏がらのスープや生エビから出るだしを吸い込み、バターの香ばしい風味が全体を包む。
●隣の製めん会社と共同開発
店名の「うろたんけ」は、店主の入倉健太郎さん(32)の名前を逆にしたもの。二〇〇五年十二月にオープンした。広島出身の店主が焼くお好み焼き(六百八十円から)は、生地にキャベツや豚肉を重ねて素材のうま味を十分に引き出す。そばやうどん、イカ天やネギなど、広島風にこだわったトッピングも光る。
●料理長の大谷昭夫(31)さん
二〇〇六年五月にオープンした「らーめんGAKU」(久留米市日吉町)はとんこつ味が主流の久留米市では珍しいしょうゆ味で勝負。豚骨、鶏ガラ、魚介類などで丁寧にとっただしはコクがあってあっさり。酒を飲んだ後に立ち寄る客が多いのもうなずけます。
神埼市脊振総合支所近くに夫婦で店を構えて四十三年。当時から変わらないラーメンの味を守り続ける真崎民男店主(66)は「あっさりとして、お客さんからは『毎日食べても飽きない』と言われます」と話す。
●タイアップのカップめんも発売へ
一方、四月九日から九州限定でカップめん「日清豚骨ロック よかろうもん」を販売するのが日清食品(本社・大阪)。九州発の新しいロック・ムーブメントに賛同し、「豚骨ロック」をイメージした濃厚スープで具だくさんのラーメンを開発した。パッケージも、CD「よかろうもん」のジャケットを踏襲。CDとカップめんタイアップは同社で初めてという。
ハウス食品は二十六日、袋入りインスタント乾めん九州シェアトップの「うまかっちゃん」シリーズに「博多焼きラーメン」=写真=を追加、四月十六日から九州・山口地区限定で販売する、と発表した。九州七県で年間約三百十五万袋の販売を目指す。
昨年10月に開店した「ちー坊のタンタン麺 大名店」。日本に中国・四川(しせん)料理を広めたといわれる陳建民さんのもと修業したオーナーが営む店だ。
店長の有吉竜二さん(35)(福岡市中央区薬院)
観光名所高尾山(東京都八王子市)の名物手打ちそばがいただける「東京高尾そば 彩舞庵」(久留米市篠山町)は北海道産そば粉八割とつなぎ二割の二八そばです。
そば打ち三十余年の菊地幸造さんが毎朝、その日の湿度と温度を体で感じながら水加減に気を配るといいます。
「もりそば」=写真=と「かけそば」は六百円。とろろの「高尾そば」(八百五十円)や「かき揚げそば」(九百八十円)にも日替わり小鉢、茶わん蒸し、漬物が付きます。大盛りは二百円プラスで、量は二人前。
店内にはオーナー黒岩郁子さんのデコパージュの手芸品が展示されています。
営業は午前十一時から午後三時までと午後五時から同九時まで(そばがなくなり次第閉店)。無休。電話0942(37)2210。
2007年03月23日本紙掲載
〈メニュー〉そば膳(ぜん)「彩」(煮物、揚げ物、わん物、そば、十穀米、玉露すすり茶、そばお焼きなど)千五百円。お作りが付く「舞」二千円。そば湯で割る焼酎四百円は飲みやすく悪酔いしないと人気。
六十年前、地場百貨店山城屋(現在は廃業)のそばに開業し、多くの人々に愛されてきた本格中華料理店。調理場では、先代の後を継いだ李鴻明さん(57)が腕を振るう。
有田焼製「究極のラーメン鉢」の発売三周年を記念し、佐賀県有田町の十三窯元が最高級の限定版制作に取り組んでいる。特製れんげ付きで、一個三万円と二個三万円の二タイプ。有田焼の技を駆使した「究極の中の究極」の逸品という。有田陶器市(二十九日-五月五日)で展示販売を開始する。
麺食い記者が行く<1>豚骨「聖地」 家族愛が詰まった味
麺食い記者が行く<2>ソース色 皿に盛ったラーメン
麺食い記者が行く<4>偶然誕生 ラーメンが具を挟む
麺食い記者が行く<5>中世博多 小麦肌の健康うどん
麺食い記者が行く<6>吉井素麺 「みずみずしさ」の謎
麺食い記者が行く<7完>アジア風 強烈個性、和と融合
北海道・札幌、福島県・喜多方と並んで日本三大ラーメンの一つに数えられる福岡・博多ラーメン。
「細いより太い方がめん自体のおいしさが味わえるでしょう? うちのラーメンはめんを第一に考えているんです」と南原雅明店長(22)。小麦の風味を生かした幅七-八ミリ、厚さ四-五ミリの極太中華めんは、福岡で作ってくれる製めん業者が見つからず、関東から取り寄せる。
するすると口に収まり、もっちりと粘るコシ、ぷるんっと解けるヒキ。独特の食感がナンとも極楽な細めんの色白創作うどんと、扇子のように盛られた大ぶりのゴボウ天。北九州の「ご当地めん」となりつつある豊前裏打会(ぶぜんうらうちかい)のトレードマークである。
まずは、うどんの原料である小麦粉の研究。うま味成分であるでんぷんとコシを決めるグルテンの質と比率が味の要。さらに、生地を練る塩水の濃度や、できた生地の熟成温度と時間。さまざまな粉をブレンドし、試作に明け暮れること一年。ようやく大分市の店を超えるうどんが完成した。
豚骨ラーメン発祥の地といえば久留米。白く濁ったスープに中太のストレートめん、そして黒いのりのトッピングが主流である。そんな「豚骨帝国」に昨年五月、しょうゆ専門店「ラーメンGAKU」が登場した。
その久留米市で八年前に開業した「麺菜酒家 かつらや」も、あえて豚骨ラーメンを置かない名店。
県中心部に位置する筑豊地域。江戸時代は長崎街道の宿場町として、近代は石炭の産地として、さまざまな人や物資が行き交った交流拠点は、ラーメン文化も実に多彩。地元の店ではいろんなタイプの味が楽しめる。
「ポンポン亭本店」(嘉麻市)は豚骨、和風、塩、しょうゆ、みそ、カレーと七種類ものラーメンを提供。店主の大脇良隆さん(58)が、二種類のみそを一時間練り合わせて作るみそラーメンはコクのあるうま味と、さっぱり後味が人気だ。
うどん-。それは、博多発祥のジャパニーズ・ファストフード。「唄(うた)う!手打ちうどん 稲穂」なるユニークな屋号の店を構える岡崎健一郎さん(34)は、うどんの地位向上を志している。
めん作りはすべての工程が手作業だ。使う粉は北海道産。手作業で生地を練ることで水分を多めに保ち、生地のモチモチ感を出す。温度管理にも細心の注意を払う。「帯打ち」という手法でうどんを延ばし、やはり手作業で切りそろえる。
豚骨ラーメンは「常食性」が高いというか、いわゆる「ハマる」めん料理だと思う。ふと食べたくなると、いても立ってもいられなくなる。
あるとき、師匠とラーメンを作り比べた。同じスープを使っても全く味が違う。なぜか? スープを丼に注ぐ際、釜のどの部分からどのくらいの量をすくうかで味が決まるからだ…。
暑くなると恋しくなるのが、冷たいものと辛いもの。辛いめんの代表格といえばタンタンメンだろう。福岡市中央区の天神周辺では、ここ数年専門店が相次いでオープンしている。
六月オープンしたばかりの「福博軒」のタンタンメンは、なんと「汁なし」。丼の中にスープは入っていない。中太の縮れめんをゴマだれ、ラー油、具の肉みそをあえて食べる。実はこれが、正統派だとか。
全国に知られる豚骨ラーメン、中世以来の歴史を誇る博多のうどんに比べ、いささか影が薄かったのが「そば」の存在。ところがここ数年、福岡市の都心周辺で相次いでそば専門店がオープン。活況前夜の雰囲気が漂っている。
同市中央区渡辺通の「手打ちそば 両国」では三種類の手打ちそばが楽しめる。中でも名物は、「黒打太切」。五ミリ角はあろうかといううどんのように太いそばは、かみ応えも十分。店主の河野茂さん(59)は「そばの実のうまさをストレートに味わってほしくて考えたメニューです」と語る。

北九州市戸畑区の市場や食堂で古くから親しまれているチャンポンは、キャベツにモヤシにかまぼこにイカと、一見なんの変哲もない。が、具の下に隠れた「めん」が特徴的。チャンポンといえば太めんが相場だが、具の底から姿を現すめんはかなり細い。
戸畑チャンポンの老舗の一軒、福龍で食べてみた。なるほど。太いゆでめんのチャンポンとは明らかに食感が違う。細い蒸しめんはシュルシュルと小気味よく口に収まり、さらに強いコシともちもち感を併せ持つ。戦後の高度成長期、工場で働く人たちがこの味を求め列をなしたという。
「つけめん」を出すラーメン店が、福岡でもここ数年増えている。
「博多新風」の店主、高田直樹さん(35)も「創作性こそ魅力ですから、毎年新しいレシピで出してます」と、つけめんへのこだわりを語る。















「白濁豚骨ラーメンはこの店が発祥よ」


