西日本新聞

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2008年11月06日

具だくさんのラーメン 久留米市通東町 「麺屋 中る」

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 「麺屋中(めんやあた)る」(久留米市通東町)は豚骨やしょうゆのほか、魚介スープと豚背脂を合わせた“重ねスープ”の三種類の味のラーメンが楽しめます。店名はハートに矢を射た形に由来し、中心となって西鉄久留米駅周辺を盛り上げたいという熱い思いも含まれます。

 「今以上の味を」と毎日研究を重ね、三月にテレビ番組の視聴者投票で九州ラーメントップ五十の十九位に選ばれたこともあり、ファンを増やしています。

 あっさりだけどコクがある「醤油ラーメン」(六百三十円)は魚介スープと地元しょうゆ数種を使い、めんは平打ちめん。自家製チャーシュー、煮卵、揚げ浸しのナスビ、白髪ネギなど具だくさんです。

 営業は午前十一時半から午前零時まで。不定休。電話0942(37)9011。

 〈メニュー〉豚骨ラーメン五百三十円。ギョーザ四百円。替え玉百五十円。ギョーザや味飯、豚しゃぶ丼とのお得なセットも。自家製デザートはもっちり杏仁、プリン、アイスが各二百八十円。

20081031本紙掲載

若者に仕事を警官OB一肌 元田川署員の藤川さん
苅田町に28日開店 退職金使いラーメン店

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 今年3月に福岡県警を定年退職した藤川秀人さん(60)=北九州市小倉南区朽網東五丁目=が10月28日、同県苅田町神田(じんでん)町1丁目にラーメン店「一燈(いっとう)」を開店する。退職前の田川署員時代、仕事がないと悩む若者の相談を受けたのがきっかけで「雇用の場をつくろう」と一念発起。熱い思いに知人たちも協力した。藤川さんは「店を軌道に乗せて多くの若者を雇いたい」と夢を描いている。

 藤川さんは2006年4月から退職するまでの2年間、田川署総務課で若者の立ち直りを支援する相談係を担当した。「働きたいが場所がない」「生活保護を受けないで自立したい」。苦悩を語る若者に地元雇用の場は乏しく、藤川さんは「この子たちには、生活するために仕事が必要だ」と悶々(もんもん)としていた。

 藤川さんは、退職後の人生設計に飲食店経営を考えていた。そこで決断し、北九州市でラーメン店「東龍軒」を展開する知人の高尾東さん(39)、純子さん(40)夫妻に相談。スープの作り方などを一から教わった。豚骨を3日間煮込んで取るスープはラーメンの命。納得できるスープを作るまでに約一カ月かかった。

 当初は反対だった妻眞弓さん(57)も、親せきが経営する同市門司区の製めん所を紹介して支えてくれた。退職金の多くは店の改装費など開店資金に消えた。開店が近づき、かつて同署で相談を受けた若者たち四人をアルバイトに採用した。

 メニューは、とんこつラーメン(600円)やチャーシューめん(700円)など六種類。あっさりとしながらもこくのある味が特長だ。店内は約二十席。店名は「世の中の隅を照らす」という意味を込めて命名した。

 「これで胸のつっかえが少しは解消された」。開店準備の忙しさの中にも安どの表情を見せる藤川さん。「すべては協力してくれた知人のおかげ。感謝の気持ちを忘れずに経営したい」と話している。

20081017夕刊掲載