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らぁめん大魔王

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2007年11月05日

<10完>関東の味 つけめん勢力じわり

1105_01.jpg 「つけめん」を出すラーメン店が、福岡でもここ数年増えている。

 つけめんは、関東風と広島風に大きく二分類できる。冷たいめんを、ピリ辛の冷たいつけ汁で食べるのが広島風なら、魚介風味の温かいつけ汁で食べるのが関東風だ。

 福岡では関東風が、じわり勢力を広げている。関東風の元祖は、3月に半世紀の歴史に幕を閉じた東京・池袋の「大勝軒」とされる。当初は店員のまかない料理だったとか。客に請われて出したら、評判が口コミで広がり、連日行列の繁盛店に。今や首都圏では一般的なメニューとなった。

 福岡の店も独自の創意工夫を凝らす。2年前、つけめんをメニューに加えた「まるげん」は、福岡でのブームの火付け役だ。「ラーメンより、つけめんの方がよく出る日も多々あります」と、店主の鈴木克学さん(38)。

 めんは、名古屋名物きしめんのように平たい特注だ。ほのかに甘酸っぱいつけ汁と、薄切りチャーシューをほお張る。にっちりとした平めんのこしと、魚介のうま味、豚肉の甘味が口中へ広がる。めんに添えられているスダチを絞れば、ナンとも軽やかな味わいに変身するのも面白い。

1105_02.jpg 「博多新風」の店主、高田直樹さん(35)も「創作性こそ魅力ですから、毎年新しいレシピで出してます」と、つけめんへのこだわりを語る。

 うどんのように太いめんは、干しエビの粉末を練り込んだ自家製。つけ汁はラーメンスープに、さらに大量の豚骨を加え煮出した濃厚味だ。角切りチャーシューもゴロゴロ入っていて、力強い味わいがハマリ系。

 また1つ新顔が加わった福岡の「めん文化」。ラーメン、うどん、そば、パスタ。さて明日は何にしようか。悩むなぁ。=おわり

 (升谷知夫・株式会社バフ映像プロデューサー 年間500杯のめんを食べ、その感想をブログで公開中。アドレス=http://heno.biz/blog/

   ◇   ◇
 ▼博多中華そばまるげん 福岡市中央区平尾2丁目。電話=092(522)8848。定休月曜。
 ▼博多新風 同市南区高宮1丁目。電話=092(524)2426。定休火曜。

2007年11月28日

旧町名の面影消える… 「因幡うどん」の本店28日閉店 福岡市・天神

 約30年前まで福岡市中央区天神1丁目に約60店舗が軒を連ねた旧「因幡町商店街」。その「因幡」を看板に掲げて半世紀以上営業していた「因幡うどん」本店(第2明星ビル地階)が28日、閉店する。現在はビルが立ち並ぶ中で、往時の面影を伝えていた。旧商店街の名が付近から消えることに、常連客から惜しむ声が出ている。

 旧因幡町は現在の天神1、2丁目の一部。福岡藩主黒田家の有力家臣団黒田二十四騎の1人、衣笠因幡の屋敷があったことにちなむ町名だが、1964年の町界町名整理で地名からは消滅した。

 旧商店街は、現在の天神ビブレやメディアモール天神ビル付近に戦後に誕生。因幡うどんは51年に旧商店街で創業し、今はJR博多駅などに計5店がある。

 最後の日も、通常通り午後7時まで営業予定。常連という同市南区の会社員波多江正一さん(58)は「商店街のころから知っている店がなくなるのは残念です」と話した。

 旧商店街ができた当時から営業を続ける「野方一茶園」(天神ビブレ地階)の野方政次郎社長(67)は「同じ因幡町で商売をしてきた者として、悲しい」と肩を落とす。

 閉店は、入居ビルの耐震強化の改修で屋上設備が店のある地階に移されることに伴うという。

 竹崎敏和社長(57)は「創業の地からは離れるが、屋号の因幡が持つ意味は変わらない。他の店舗で伝統の味を守り続けます」と力を込める。

20071128本紙掲載

2007年11月29日

とんこつ「勝算あり」 一蘭と一風堂 来年NY進出 博多ラーメンそのまま 「味は絶対妥協しない」

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 博多ラーメンの人気店、一蘭と一風堂が来年、ニューヨークに相次いで出店する。「店のブランド力を高めたい」「日本食のラーメンをこの手で広めたい」。そんな思いが世界の中枢都市への進出につながった。ニューヨーカーたちの舌におもねることなく、博多と同じ「とんこつ味」で真っ向勝負。両店とも「必ず受け入れてもらえる」と自信満々だ。 (ニューヨーク・田端良成)

 日本で二十二店を展開する一蘭の海外進出は今回が初。米国や中国、タイなどで暮らす日本人などから出店要請があり、現地調査を進めていた。
 出店が具体化したのは今春。吉冨学社長(42)が渡米した際、ニューヨーク市ブルックリン地区で物件を見つけ、開店を決めた。マンハッタン地区に比べ華やかさには欠けるが、吉冨社長は「ラーメン店の立地は陰に隠れているような場所で構いません」と、意に介さない。月に十日はニューヨークに滞在し、スタッフと店づくりに汗を流す。

 新店舗では、日本未発表の「博多極上とんこつラーメン」を出す予定。十数年前から開発を続けてきた秘蔵ラーメンの一つで、客の健康を第一に考えて一〇〇%無添加にこだわり、スープ、めんとも絶品に仕上げた。課題は食材の確保。「味は絶対妥協しない」(吉冨社長)と、現地での製造・調達と、日本からの輸送の両面で検討中だ。
 一蘭は現地で試食会を重ね、手応えは十分。まずは日本人駐在員らが主な客層になるが、米国人の味覚に対応した新商品も開発済みという。
 新店舗は来夏までに開店予定だが、吉冨社長は焦りも肩に余分な力も入っておらず、あくまで自然体。「ニューヨーク進出の目的は一蘭ブランドの向上ですが、お客さまに喜んでもらい、社員の自信、励みにもなる。慌てずにじっくりとやります。もちろん勝算はありますよ」
   ■   ■
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 一風堂ニューヨーク店は、来年一月の開店を目指して内装工事などが急ピッチで進んでいる。場所は、若者でにぎわうマンハッタン地区のイーストビレッジ。中国・上海で現地企業と合弁のラーメン店を展開したこともあるが、単独での海外出店は今回が初めてだ。
 スープづくりには欠かせない豚ガラ。「アメリカは豚ガラの入手がなかなか難しいけど、浄水から作らなければならなかった中国に比べれば、この国は天国」。一風堂を運営する力の源カンパニーの河原成美社長(54)はそう笑い飛ばす。
 「ニューヨークにはラーメン店が約四十あるけど十分戦える」「日本人の手で日本の国民食ラーメンを届けたい」。熱い思いはよどみない。客席は八十二。メニューにはおなじみの「赤丸」「白丸」などのほか、「替え玉」も加えるという。
 店の壁面には、河原社長と親交がある、全国のラーメン店主が提供する各店のラーメンどんぶりを陳列。「ニューヨーカーでいっぱいになるような店を目指す。最初から大ヒットさせたい」と河原社長は意欲満々だ。
 二店の出店について、北九州市から自治体国際化協会ニューヨーク事務所に派遣されている久保聖子さんは「福岡の企業家の方々にもいい刺激になると思う。ラーメンの味も楽しみ」。福岡市博多区出身でNECアメリカに勤務する山内耕輔さんも「本物のとんこつラーメンに期待したい。米国人にも歓迎されるでしょう」と話している。

20071124本紙掲載

2007年11月30日

レンジで調理 即席ラーメン用「丼」 チンしてズズ… 長崎・波佐見 山下陶器開発

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 波佐見焼の里・長崎県波佐見町の山下陶器(山下恒博社長)が、電子レンジを使って即席ラーメンを水から調理できる磁器「ラーメン一丼(いちどん)」を開発し、販売を始めた。レンジでごはんが炊ける陶器「炊きたて一膳(いちぜん)」「炊きたて一膳 大盛(おおもり)」に次ぐ同社オリジナル商品の第三弾。
 一丼は鍋を使わずに袋入りの即席ラーメン一食分を調理できる器。器に粉末や液体のスープを入れ、水やお湯を内側のラインまで注いだ後、めんを入れ、ふたをかぶせて電子レンジで加熱する。調理時間は水で七分、お湯で三分。火を使わず安全な上、鍋を洗う手間も省ける。しかも、電子レンジは水分が蒸発しないので調理に必要な水量は四百ミリリットルで、ガスレンジに比べて百ミリリットル少ない。電気料金も一円以下で光熱費削減にもつながるという。
 器は直径十八センチ、高さ十二センチ、重さ九百グラム。デザインはブドウや水玉など四種類あり、価格は二千八百円。
 山下社長は「炊飯用陶器がヒットして全国にこれほど一人暮らしが多いのかと驚いた。伝統ある波佐見焼の器で身も心も温まるラーメンを食べてほしい」と話している。
 問い合わせは山下陶器=0956(85)6570。
20071016本紙掲載