西日本新聞

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2006年12月10日

元祖黒ラーメン

写真  最近、福岡で”黒ラーメン”が人気だ。中央区大名の「一心不乱」の「黒のコクとんこつラーメン」、朝2時まで開いていて重宝する中央区薬院「高田屋」の「黒ラーメン」。そして、今熱いのが南区高宮の「博多新風」。ニンニクを焦がした黒いマー油がポイントでかなりの人気店になっている。

 その「博多新風」のご主人が修行した「好来」関連のお店がキャナルシティのラーメンスタジアムに出店しているので行ってみた。しかし、日が悪かった。公務員にボーナスが出た後とあってかキャナルは人だかり。しかも日曜のお昼なのでラーメンスタジアムにはどのお店にも大行列ができていた。「ラーメンは回転が早いから」と連れを説得しつつ人ごみに負けずに並ぶ。やっと順番が来て自動販売機で黒ラーメンと替え玉の食券を買う。

 自動販売機の前で行列は終了しているのだが、買った後に今度は入店待ちの別の行列へ移動して並ばねばならなかった。20分後にやっと入店。スペースに対して座席の数は少なくゆったり感がある。内装はシンプル。テレビに出たことをPRする張り紙があった。

 到着したラーメンのスープは、「博多新風」に比べると黒くない。「博多新風」はスープにマー油がたくさん浮いていて、その黒さが際立っているが、好来ではマー油が控え目。とんこつスープにマー油が溶け込んでいるのかもしれないが茶色だった。

 最近のラーメンには珍しく海苔がドーンと載っていて、もやしにキクラゲも。チャーシューは大きくて柔らかい。スープの味は見た目どおりマー油が控えめで、軽く香りがする程度。こってりはしているが、さほど脂っこくないのでそれが苦手な人にはよいだろう。麺は細麺。替え玉の時に麺の上にさりげなく青葱が載っているのがGOOD!。気になったのは若干スープの量が少なかったので、替え玉をするとスープの残りが更に少なくなりせっかくのスープをたくさんいただくことができないことぐらいだった。150円の替え玉を含めて合計750円で満腹になり、満足の味だった。

 もう一度、他の黒ラーメンと食べ比べしてみよう。これまで他の黒ラーメンのお店に行った時にはお酒を飲んだ後だったので、味の公平な判断ができずにいる。

好来(haorai)
福岡市博多区住吉1-2キャナルシティ(地図)
営業時間11:00-23:00/黒ラーメン600円
092-283-1911

2006年12月13日

エスニックちゃんぽん

 ピンク色の看板が怪しい。内装も独特な不思議な色使い。ここは、薬院の名店・エスニック居酒屋の和人傳のオーナーがプロデュースしたというお店。写真

 私は和人傳に何度も行ったことがある。5年前に行った際には同店は百道にあり、飲み放題でカクテル系まで飲めて3500円とかなりお得だった。昼のワンプレートランチは、ひょっとして夜のメニューよりも美味しいのではと思わせるほどのクオリティー。ベトコンラーメンも、エスニック風ちゃんぽんもかなりいけた。いつしか私のスタンプカードは一杯になり、私は会計で常に1割引きとなるプレミアム会員になっていた。

 否が応でも期待が高まる。到着した「NANAちゃんぽん」は本店のちゃんぽんと名前こそ違うが、本店のちゃんぽんの味を再現していた。そうそう、この辛さ。じんわりと顔全体に汗がにじむ。若干坦々麺のスープに近いが、20もの香辛料を使っているだけあり何ともいえない複雑で絶妙な味。ココナッツミルクが少し入っているかのようなマイルドさもある。もやしとニラに加えて海老、イカなどの海鮮類も盛りだくさん。

 昨年、長崎からホークスの試合を見に来るという友達に、当時ドームの近場にあった同店とこのちゃんぽんを紹介しておいたところ、後日、「長崎でもこんなおいしいちゃんぽんはない」と絶賛していたのを思い出した。

 800円のランチのセットでは、鳥飯か豚飯を選ぶことができる。「ちゃんぽんがこってりしているので鳥がおすすめですよ」という店員に従い鳥飯を選択。甘辛いタレが鳥のササミに絡みおいしかった。今度は夜来ようかな。辛いツマミが多くてビールが進みそうだ。

ASIA麺’s PLAZA Nana
福岡市中央区今泉1−11−7−2F(地図)
営業時間11:30~24:00/定休日 日曜
ランチセット800円/092(737)6200

2006年12月26日

黒胡麻ちゃんぽん

写真  忘年会シーズンの真っ只中の土曜日、予約できてラッキーだった。ここもつ擴はもつ鍋の老舗・博多区網場町の「もつ幸」の系列店で、「もつ擴」としても警固や東京に支店を出すなどの勢いがある。

 もつ鍋のスープは、だしはとってあるようだが見た目が透明に近い。もつ、キャベツなどを取り皿のポン酢に漬けて食べる”水たき風”だ。赤唐辛子や柚子胡椒もお好みで利用できる。

 もつ鍋といえば締めはちゃんぽんだが、ここのちゃんぽんは一味違う。大量の黒胡麻をかけてひたすらぐつぐつ煮込む。何とスープが無くまで煮込むのだ。できあがったちゃんぽんは黒胡麻で真っ黒。それに少しだけポン酢をかけて食べる。

 硬麺が好きな私は、煮込まれすぎてフニャフニャの超柔麺に成り果てたちゃんぽんに食べる前は興ざめしていたのだが、一口食べて打ちのめされた。もつ鍋のだしがこれでもかとちゃんぽんに含まれているので、麺が膨れ上がっていて、柔らかいからおいしいのだ。これは硬麺好きの私にはカルチャーショックであった。麺が硬いとか柔らかいとかそういうレベルを超越していたのだ。そのちゃんぽんに黒胡麻の風味とポン酢が絡む。筆舌に尽くしがたいとはこのこと。

写真 ちゃんぽん?皿うどん?どのジャンルにも属すことがない新ジャンルの麺を打ち立てたといってもよい。食べてもらわないとこれは理解してもらえないだろう。もつ鍋の後にしか食べることができないというのはある意味もったいない。ランチなどで食べることができれば行列必至だろうが、あの味はもつ鍋後のだしを使わないと無理だろうから難しいか?

もつ擴
福岡県福岡市中央区薬院2-16-14 泰光ビル1F(地図)
営業時間18:00~翌1:30(日曜、祝日は~23:30)/祝日なし
もつ鍋950円/092-733-3533

2006年12月27日

五島うどん地獄炊

写真 今日は局の忘年会。飲み放題付きで7000円のコースということで、五島直送のお刺身、アワビなどご馳走が盛りだくさん。最後の締めはデザートに、この「五島うどん地獄炊」だった。釜揚げのほくほくした五島うどんを、卵とだしをまぜたつけ汁につけ、ねぎ、しょうが、かつお節の薬味をまぶしていただく。

写真 コレステロール値が高い私には卵の黄身はご法度なのだが、年末の無礼講とばかりにズルズルと食べる。うどんにしては細いこの独特の麺だからこそつけ汁がよく絡む。いったん茹で上げた後に冷たいだしにつけて麺がギュッと引き締まるので、硬麺好きの私も大満足だった。つるつる・シコシコと喉ごしもよい。

 この五島の地獄炊きは、大勢で鍋を囲みながらいただく素朴で豪快な料理として有名だ。総勢数十名が結集し、今年の”垢”をこすり落とし、来年に向けての熱き決意を語り合うことができた。

五島旬鮮工房やま田
福岡県福岡市中央区春吉3-11-19ジャスマック1F(地図)
営業時間17:30-24:00/定休日日曜
092-738-0516

2006年12月28日

うちなーそば

写真 局の忘年会の後、二次会は会社の同期の忘年会に合流。店に入ると先着組は既に赤ら顔だった。沖縄の食材を使って作るオリジナルの料理に舌鼓を打つ。イカ墨の焼きそばが特においしかったのだが、ほぼ食べ尽くされていたので写真撮影とレポートができず残念。泡盛「くら」をキープするも飲み干してキープにならず、最後の締めは沖縄ならではの沖縄そば。

 じっくりと煮込まれた豚肉が柔らかくジューシーで、口にほおばるととろけるかのようだ。天ぷらのような”沖縄かまぼこ”もよいアクセント。

 そして沖縄そばといえば、何と言ってもこの麺。そばというよりは、平べったくうどんのような、もっと言えば日清食品のカップ麺「きつねどん兵衛」のような麺が私は大好きだ。きつねどん兵衛はカップ麺の中で最高にうまいと思う。ここの沖縄そばは更に歯ごたえもある。

 スープはやや薄めだが、和風だしがしっかり効いていて、お酒を飲んだ後にはちょうどよいぐらいだろう。お好みで液状のとうがらしを入れることもできる。

 数年前沖縄に旅行して、沖縄そばを食べたことを思い出した。実は福岡市内の沖縄そばでいくつか”ハズレ”にあたったことがあるが、この店は現地の沖縄そばに負けない味を保っていると思う。会計時に端数の120円をサービスしてくれたおかみさんのサービスに感謝して店を出た。

沖縄の風エイサー
福岡市中央区春吉3-21-22(地図)
営業時間17:30-25:00金曜・祝前日は27:00/定休日日曜 祝前日の場合日曜営業・月曜休み
沖縄そば600円/092-761-7177