
「津屋崎千軒町家まつり」の会場となる商家の町並み
江戸時代からの町並みが残る福津市津屋崎地区で18‐19日、「津屋崎千軒町家まつり」が開かれる。同地区の町家30軒による懐かしい家財や民芸品などの“お宝”展示や「町家めぐりガイド」などを実施、港町として栄えた往時のにぎわいがしのばれるイベントだ。
同地区住民でつくる「津屋崎地域郷づくり推進協議会」と、国の登録有形文化財「藍の家」の保存会が主催。江戸時代以降、製塩や海上貿易の港町として商家が軒を連ね「津屋崎千軒」と呼ばれた地域の活性化を目指して企画した。
まつりは両日とも午前10時から午後4時まで。旧商家や民家からなる各町家では、地元民芸品の津屋崎人形や明治時代の町並み写真、昭和初期の木製レジスターといった個人の所蔵品を多数展示。昔懐かしい駄菓子の販売もある。
また、同地区にはしっくいの白壁に龍や菊の絵などを彫った「鏝絵(こてえ)」、家屋両端に防火用の屋根付きの壁「卯建(うだつ)」を設けた町家も残る。無料の町家めぐりガイドでは、同保存会メンバーたちが、これら江戸末期から大正時代に建てられた9軒に案内し、解説する。
同地区にある7月開館の「福津市まちおこしセンター」では、町家の保存、活用などをテーマにした無料講演会もある。
津屋崎地域郷づくり推進協議会の吉永光明会長(74)は「期間中は地区全体が庶民の歴史博物館のようになる。多くの方に地域が誇る遺産に触れてもらい、地域おこしの気運を高めたい」と意気込んでいる。
藍の家(午前10時‐午後4時)=0940(52)0605。
=2009/04/16付 西日本新聞朝刊=