西日本新聞

九響&ASKA 「オケと一体に」魂のコラボ ヒット曲から新曲まで

2008年11月01日 16:15
 シンガー・ソングライターのASKA(飛鳥)が10月5日、福岡市博多区沖浜町のマリンメッセ福岡で九州交響楽団とのコラボレーション・コンサート「ASKA SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008“SCENE”」を開く。プロ活動を始めて来年で30年。日本のポップス界を担ってきたスターが、新たな音楽世界を開く。

 1979年に、高校時代からの友人CHAGEと、チャゲ&飛鳥(現CHAGE and ASKA)としてデビュー、ソロ活動は80年代後半に始めた。「はじまりはいつも雨」(91年)などのミリオンセラーを記録、作詞・作曲家としても光GENJIに提供した「パラダイス銀河」など数々のヒット曲がある。

 オーケストラとの共演は、2005年に服部隆之氏の呼び掛けで東京ニューシティ管弦楽団と共演したのが最初。「空間の中での自分のポジションをうまくつかめなかった」と明かす。

 今回のツアーは「どうしても、もう一度確認したい」との思いから再挑戦を決めた。「今、この時期に日本人として、海外での公演の必要性も感じていた」ことから、ツアー前半はアジアの3カ国となった。

 皮切りは4月のシンガポール。続いてタイ、中国(上海)で地元オケと共演を重ねた。「国によってオケもさまざま。20代中心の若いシンガポール、ベテランで堂々としていたタイ、すべてにおいて滑らかだった上海と、どこもまた一緒にやろうよ、と思える充実感があった」。バンドスタイルとは違う、オーケストラならではの音色を「人間らしい抑揚を感じる」としながら、「そこにどうボーカルをのせるか。1曲の間、ずっと考え通しです」とも話す。

 国内では福岡公演のほか、東京、大阪、名古屋、札幌が予定されている。「演奏家の方々は子どものころから積み上げてきた土台がしっかりある。でも、(音楽シーンの中では)僕らみたいなアウトローの方が表面で目立つという矛盾がある。おこがましいけれど、僕らにできることは聴衆に皆さんの素晴らしさを紹介すること」と言う。公演では、新曲「UNI-VERSE」のほか、これまでのヒット曲を交えておくる。「何で見なかったのかと後悔するくらい素晴らしい公演にしたい。オーケストラと一体になったその光景を見てほしい」

    ×      ×

 ▽ASKA SYMPHONIC CONCERT TOUR 2008“SCENE” 10月5日午後5時、福岡市博多区沖浜町のマリンメッセ福岡。音楽監督・指揮は藤原いくろう。入場料9700円。BEA=092(712)4221。

=2008/09/02付 西日本新聞夕刊=

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