─カナダのスーパーサーカス「シルク・ドゥ・ソレイユ」の「ダイハツ コルテオ」のスマイルサポーターを務めてますね。
上戸 サーカスって言葉じゃ表現しきれないほどスケールの大きな作品です。繰り返し見に行っても楽しめます。座る位置によって新発見もある。前方では目前の演者ばかり見てしまうけど、後方で引いた視線で見ると絵や映像を見ている感じで違う印象になる。
─おいっ子さんとも見に行ったとか。
上戸 今、小学1年生なんですがませてて。大人がハラハラドキドキ見ているのに「シルク・ドゥ・ソレイユだから大丈夫だよ、あれ絶対落ちないから」みたいな冷めた視線で見るんですよ。でも巨大なヘリウムのバルーンを使って女の子が客席を空中散歩をする「ヘリウム・ダンス」という演目でははしゃいでましたね。
─同じエンターテナーとして学ぶ点は?
上戸 シルクのみなさんは本当に生のステージを楽しんでいてうらやましく思った。私は生のステージが苦手。失敗しちゃうかもしれないという恐怖感が駄目で。日本人ってシャイで反応あまりないじゃないですか。私は反応薄い人を見ると、ああ楽しくないんだって思う方なので不安になってしまう。
─若手漫才師の日本一を決める「M‐1グランプリ」の司会や数多くのCMを務めるなど自分以外のものを引き立てるお仕事も多いですね。秘訣(ひけつ)は?
上戸 その人や商品を本心から薦めている気持ちでやっています。CMにしろ、スチール撮影でも、ただニコパチ(にっこり笑ってパチリ)じゃなくって、「おいしいんですよこれ」って訴えているような気持ちでカメラの前に立っているし、M─1の司会でも「この人たちすごい面白いんですよ」って気持ちで仕事をしています。性格的に「人に嫌われたくない」って気持ちが強い方で、それが仕事に反映しているかも。
─自己主張せずに他者を引き立てるってことはなかなかできないことだと思いますが。
上戸 それだけ自分がないんじゃないですかね。自分がないからどういう自分でいったらいいかを探ってる。上戸彩を出しているんじゃなく、その会社や商品に染まっている自分を見てほしい。雑誌の表紙などでもまず見本誌を見せていただいて、どういう人が読んでいるのか、どういうのをカメラマンさんが欲しがっているのかを空気で感じながら仕事をしている。これからもみなさんの求めるキャラクターでいれたらな、って思う。
─ペ・ヨンジュンさんと共演するなど、韓国がらみの仕事も多いですね。韓国のお薦めは。
上戸 男性は焼き肉くらいですかね(笑)。女性はエステの国なんで、安くて、いたせりつくせりのエステをお薦めしますが。男性には…カッピング(吸玉療法)っていう民間療法かな。悪い毒素がデトックス(体内浄化)されて凝り性の方にはいいですよ。
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上戸彩(うえと・あや)さんは1985年、東京都生まれ。全日本国民的美少女コンテスト審査員特別賞を受賞し、デビュー。上戸さんが「スマイルサポーター」を務める「ダイハツ コルテオ」福岡公演は福岡市東区千早(JR・西鉄千早駅前)の福岡千早新ビッグトップで4月4日まで。福岡公演チケットセンター=092(714)0159。
=2010/02/28付 西日本新聞朝刊=