大小さまざまな木片をアトランダムに組み合わせ、集合体として形を成す。新作は前後左右、4方向から見るとそれぞれ表情が異なる高さ180センチの人型オブジェ。前後からだと二等辺三角形の顔は、左右から見ると逆三角形に。耳は見る方向によって鼻になる。
本業はグラフィックデザイナー。4年ほど前から、立体オブジェなど造形作品の創作活動に軸足を置き始め、昨夏には工房を構えた。段ボールやアクリルなど木材以外の素材を使うこともあるが、「レイヤー(層)」の積み重ねで像を結ぶ作品が多い。
「鑑賞者を面白がらせたい」という思いが出発点。アイデアに基づいて形作っていくが、設計図などはない。一片の木材を一つずつ積み重ねていく手法を楽しむ。「完成形が少しずつ見えてくる感じが面白い」
2001年、福岡の広告業界で活動するデザイナーやイラストレーターたちと、クリエーター集団「―ぺ(にょろぺ)」を結成。06年からは「色」をテーマにしたグループ展を開いている。福岡市中央区天神2丁目のギャラリー風で11―17日に開催するグループ展「白黒の展」に参加する。
=2010/01/10付 西日本新聞朝刊=