美しさが凝縮されたようなガラス作品を制作している。2年前にイタリアでベネチアングラスに出合うなど、世界各地のガラス工芸品に魅せられ創作の道へ。渡米して制作の基礎を学び、この夏、福岡県前原市に工房を構えた。「作品のテーマはつながり。人や自然とのつながりを感じてもらえれば」
ペンやアクセサリー、オブジェなど、手掛ける作品は多彩。耐熱ガラスを原料にしているため、穴をあけたり網のように組んだりと通常のガラスよりも造形がしやすいという。花や星をモチーフにした作品は、しっとりとした質感をたたえるガラスに永遠の輝きを封じ込められたようだ。
約2500℃の高温でガラスを加工するため「夏場はTシャツがしぼれるくらい汗をかきます」と笑う。ガラスを熱する時間の長さなどで色が微妙に異なり、同じ作品ができることはない。「手作りの面白さがありますね」。最近は和装に合うアクセサリーも作り、表現の幅を広げている。
福岡市西区周船寺のギャラリーオクムラで8日まで開催している個展では、新作を中心に約120点を展示している。
=2009/11/01付 西日本新聞朝刊=