朝鮮人被爆者問題に力注いだ牧師 岡さん描く映画完成 長崎県諫早市出身の久保監督制作 13日長崎市で上映
2010年09月08日 20:38
長崎県諫早市出身の映画監督久保俊一さん(34)=東京都=が、朝鮮人被爆者問題に取り組んだ長崎市の牧師、岡正治さん(1918―94)の半生を描いたドキュメンタリー映画「岡正治の足跡」(45分)が、13日午後2時から同市銀屋町の銀屋町教会で初上映される。制作に協力したNPO法人岡まさはる記念長崎平和資料館は「岡さんを知ることで今後の平和活動のヒントにしてもらいたい」と話している。
久保さんは2006年、平和をテーマに長崎市でドキュメンタリー映画の撮影を開始。たまたま立ち寄った同資料館で、強制連行されて被爆した朝鮮半島出身者の実態と岡さんの存在を初めて知り、岡さんの活動を通じて日本の戦争責任や差別意識を映画のテーマとすることを決めた。
完成した作品は、朝鮮人被爆者の調査をしている生前の岡さんの映像を交え、同資料館理事長の高実康稔・長崎大名誉教授や良心的兵役拒否で同資料館で働いていたドイツ人青年ヤネク・ダンさんらのインタビューで構成。当日は久保さんと同館スタッフらのトークイベントもある。入場料500円。同資料館=095(820)5600。
=2010/03/12付 西日本新聞朝刊=