
「将来に対して、もっと自由に大きな夢を思い描いてほしい」と生徒に訴える雑賀俊郎監督(左)
北九州市出身の映画監督、雑賀(さいが)俊郎さん(49)の最新作「海の金魚」が5日、13日の封切りを前に久留米市の映画館ティ・ジョイ久留米で特別上映された。西日本短期大付属高校(八女市)の2年生180人が観賞。上映後、会場を訪れた雑賀さんが「若い君たちが、パワフルな精神力で大きな夢に挑戦する姿を見せてほしい」と生徒たちに訴えた。
海の金魚は鹿児島が舞台の青春映画。海で家族や友人を失った高校生たちが、共に海に繰り出すことで立ち直り、成長する過程を描いている。学校側が文化活動の一環として上映を依頼し、監督との交流会が実現した。
雑賀さんは「不景気とかで閉塞(へいそく)感が漂う中でも、『このくらいでいいや』と萎縮(いしゆく)せず、冒険心をもってほしい」と呼びかけた。会場で「女優になりたい」と雑賀さんにアピールした木下緋里(あかり)さん(17)は「女優なんて無理、とあきらめそうになることもあるけど、必死に努力し続けたい」と話した。
=2010/03/08付 西日本新聞朝刊=