西日本新聞

三池争議から半世紀 炭鉱労働者などテーマ 大牟田で映画自主上映 当時の“闘士”たち企画

2010年08月31日 19:01
県職労新聞の自ら書いた記事を見ながら、三池争議当時を振り返る橋本洋さん
県職労新聞の自ら書いた記事を見ながら、三池争議当時を振り返る橋本洋さん
 三井三池炭鉱(福岡県大牟田市、荒尾市)を舞台に「総資本」対「総労働」が激突した三池争議から半世紀となる今年、大牟田市の市民団体「みんなの自主上映100人の会」が、争議や炭鉱労働者を描いた作品を、同市不知火町の「ひまわりホール」で上映する。同会代表の橋本洋さん(78)は「労働者の息遣いや時代のエネルギーを感じて、今を生きる力にしてほしい」と話す。

 三池争議は、約1300人の指名解雇をめぐり三井鉱山と三池労組が1年近く激突した労働争議。1960年1月25日、三井鉱山が事業所閉鎖に踏み切ったことから、三池労組が無期限ストライキで対抗し全面対決に突入した。

 86年に映画愛好家たちで設立した同会は、これまでに平和や戦争、じん肺問題などを考える社会派の映画を上映。「若い世代はほとんど争議のことを知らない。僕らはちゃんと伝えてきたのか」(橋本さん)と、2月に開いた世話人会で3、4、6、7、9月の計5回、記念上映することを決めた。

 橋本さんは三池争議当時、福岡県職労の幹部として参加。同市内に構えた県職労本部で、その日の動きを書いた日刊ニュースを発行し、「三池闘争の性格を誤るな」などと訴えた。社宅で組合員を待つ家族には「全国からも応援に来ている。カンパもある。闘い抜こう」と励ました。

 宮浦鉱近くのテントに泊まり込み、ヘルメットをかぶり、竹の棒を持ってピケ隊に参加したこともあったという。「50年の節目に三池争議や安保闘争を考えるきっかけにしたい」と語る。

 各作品とも午後1時からと同3時半―4時からの2回上映。料金800円(高校生以下と障害者は500円)。

=2010/03/04付 西日本新聞朝刊=
映画『奇跡』"

バックナンバー



おすすめ情報【PR】
おすすめ情報【PR】
東日本大震災特設ページ
西日本新聞公式アプリ
天気・交通情報
  • 2月 2012年
  • 11
  • 土曜日
  • 道路交通情報
  • 九州のりものinfo.com
福岡 8℃
2℃
長崎 7℃
2℃
佐賀 8℃
0℃
宮崎 11℃
1℃
大分 8℃
1℃
鹿児島 11℃
2℃
熊本 9℃
-2℃
山口 7℃
-2℃
記事写真ご利用はこちら
アクセスランキング
  1. 玄海町長・町議が破格の外遊 「原発...写真付記事
  2. 3・11に反原発2人劇 鹿児島の作...写真付記事
  3. 【米大統領選2012年】ロムニー氏「...
  4. 寒波 いつサルの? 福岡県内冷え込...写真付記事
  5. 復興庁発足 名実共に司令塔の役割を
注目コンテンツ
47CLUB探検隊

「もつ鍋万十屋」さんに行ってきました!

年末に差し掛かりコートが手放せなくなってきましたが皆さまはお元気ですか? これから一段と冷え込むこの季節、特に恋しくなっ...

>> 記事を読む

>> 47CLUB探検隊へ