
10月16日に成人映画専門に路線変更するミニシアター「シネテリエ天神」=4日、福岡市中央区天神3丁目
九州のミニシアターの先駆けだった福岡市中央区天神の「シネテリエ天神」が「天神シネマ」と名を変えて、上映作品を成人映画に限ることを決めた。地味ながら芸術性の高い作品を上映してきたが、シネマコンプレックス(複合型映画館)の台頭や不況の影響で観客が減少していた。衣替えは10月16日からで、同12日までは従来通りの営業を続ける。
同館は60席1スクリーンの映画館で、有楽興行(同市)が運営している。1983年に「テアトル天神」として開館し、88年に今の名称に変更。映画祭で評価の高かった小品などを積極的に上映し、固定客をつかんでいた。ただし、近年は同種のミニシアターが相次いで開館。シネコンの上映作も幅広くなり、すみ分けが難しくなっていた。
杉井昌明支配人(51)は「九州初のミニシアターとして、今後も別の路線で埋もれた名作を伝えていきたい」と話した。
=2009/09/05付 西日本新聞朝刊=