ラクダ婿入り 人気者「佐武郎」 福岡市動物園から東京・大島へ
福岡市動物園(同市中央区南公園)にいるフタコブラクダの「佐武郎」(12歳)が、約850キロ離れた東京都・大島の大島公園動物園に「婿入り」する。お相手は1つ年上の「蘭田(らんてん)」で、挙式は3月の予定だ。
佐武郎は1995年、広島市生まれ。翌年、福岡市動物園にやってきた。「サブロー」と呼ぶと柵のそばに寄ってくる人懐こさが人気だ。市動物園では獣舎面積を広げ、動物の数を減らす再生事業を行っており、佐武郎の受け入れ先を探していた。飼育係の斎藤政勝さん(60)は「機嫌が良いとスキップもする。寂しいが子どもをつくり人気者になってほしい」と話している。
大島で佐武郎を待つ蘭田は一度出産しているが、その後は相性が合う「婿」に出会わず繁殖はなかった。フタコブラクダの平均寿命は約25歳とされ、大島公園動物園では「佐武郎も蘭田も繁殖は十分可能」と期待する。
日本の動物園にいる家畜化されたフタコブラクダは36頭(日本動物園水族館協会調べ)。原産地の中央アジアの野生は数百頭にまで減少しているという。佐武郎は体長約3メートル、体重約600キロ。東京か静岡までトラックで運ばれ、大島までは貨物船で向かう。
=2008/02/16/西日本新聞夕刊=
2008年02月16日



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