西日本新聞

動物ニュース

2010年09月08日掲載 鹿児島 / 哺乳類

本土のマングース わな、最大400個に 鹿児島県対策強化

 鹿児島市喜入地区で昨年6月に生息が確認されたマングースの防除について話し合う鹿児島県の生息確認調査・防除事業検討会(座長=舩越公威・鹿児島国際大教授)の会合が7日、県庁であり、県は10月以降、現在231個ある「わな」を最大約400個に増やすとともに、設置範囲も山林地域などに広げる方針を明らかにした。

 
 わなは目撃情報や捕獲実績などを基に、今は同市喜入中名町の平野部を中心に設置。これまでにマングース102匹を捕獲したが、今年4月以降の捕獲数は月間5匹以内で減少している。
 
 増設地域は、南九州市との市境に近い山林で、設置困難な場所は自動撮影装置なども活用し、生息範囲の確認に生かす。その他の場所でも目撃情報があれば一定期間、わなを設置するという。
 
 検討会では委員から「捕獲の減少は、わなの数が十分でない可能性がある。もっと広い範囲で設置すべきだ」「もっとPRを強化し、住民からも広く情報を収集する態勢が必要だ」などの意見が出された。
 
 座長の舩越教授によると、県本土のマングースは9-12月、今年生まれた幼獣が動き回る時期に入る。舩越教授は「幼獣がどれくらい捕獲されるかで、昨年に比べてマングースが減少したかどうか、ある程度判断できる」と話している。
 
=2010/09/08付 西日本新聞朝刊=