西日本新聞

動物ニュース

2010年08月28日掲載 大分 / 昆虫

「幸せ呼ぶチョウ」館内舞う ツマベニチョウ 繁殖成功 大分農業文化公園・花昆虫館

 杵築市山香町の大分農業文化公園「花昆虫館」が、国内では鹿児島、沖縄でしか見られない「ツマベニチョウ」の繁殖に成功した。「幸せを呼ぶチョウ」とも呼ばれており、温室内を飛び回っている。

 
 ツマベニチョウは、羽を広げると全長14センチほどで、シロチョウ科では最大級の大きさ。白色の羽の先端部(つま)にオレンジに近い紅色の模様があることから名付けられた。個体数は多くなく、活発に飛び回るのが特徴だ。国内では、宮崎県や鹿児島県など九州南部が北限とされる。
 
 同館は、5年ほど前から繁殖に取り組み、今回初めて成功した。三宅武館長は「大分では初めて見ることのできる珍しいチョウ。ぜひ色鮮やかなチョウが飛び回る様子を楽しんでください」と話している。
 
 チョウの見ごろは月内いっぱいだが、幼虫も育っており、来月中旬以降、第2世代を見ることができそうだという。同館には、オオゴマダラ、リュウキュウアサギマダラなど数百匹のチョウも舞っている。入館料は高校生以上200円、小中学生100円。
 
=2010/08/28付 西日本新聞朝刊=