西日本新聞

動物ニュース

2010年06月30日掲載 長崎 / 鳥類

大村市役所でハトすくすく 職員がふん清掃、巣のわら持参 「ヒナ、無事に巣立って」

0630hato1.jpg 大村市役所(同市玖島1丁目)2階のベランダで、ハトのヒナ2羽がかえり、職員たちの間でちょっとした話題となっている。

 
 ハトの卵が見つかったのは5月22日ごろ。職員が休憩スペースとして使っている広さ1畳ほどの狭いベランダの床の隅っこに、ハトのつがいが巣をつくり、卵2個を温めていたという。
 
 ヒナは今月7日ごろに誕生し、すくすくと成長。だが、ふんが巣や周囲に散乱し、吹き込む雨で床がぬれるなどするため、ベランダ近くで働く本田健一観光開発係長(55)と渡海栄輔商工労政係長(55)が清掃をしたり巣のわらを持ってきたりと、何かと世話を焼いている。
 
0630hato2.jpg 本田係長は「ハトはふんの害などで厄介者扱いされているが、ヒナはかわいいから」と目を細める。本田係長は1時間おきにヒナの様子をうかがうほどで、上司からは「仕事もそれぐらい頑張ってほしい」といった冗談も飛ぶ。
 
 日本野鳥の会県支部によると、ハトは生まれてから3―4週間が巣立ちの時期。生まれた直後は体長4、5センチで黄色い産毛に覆われていたヒナも、今では15センチ前後にまで育ち、巣立ちが間近に迫っている。
 
 本田係長は「ここまで育ったのだから、無事に巣立ってほしい。ただ、戻ってこられても困るかな」と笑った。
 
【写真上】生まれて1週間ほどのハトのヒナ
【写真下】生後3週間ほどで、すっかり大きくなったヒナ。本田係長とのお別れの日も近い
 
=2010/06/30付 西日本新聞朝刊=