西日本新聞

動物ニュース

2010年03月31日掲載 長崎 / 哺乳類

佐世保市動植物園 ツシマヤマネコ到着! 対馬保護センターから雄2匹

 ●繁殖での野生復帰目指す

 県内で初めて国の天然記念物ツシマヤマネコの繁殖に取り組む佐世保市亜熱帯動植物園(同市船越町)に30日、対馬市の環境省対馬野生生物保護センターで飼育していた雄2匹が到着、園内施設で生活を始めた。4月末には福岡市動植物園から雌3匹を受け入れる予定で、同園は「飼育下繁殖での野生復帰はない。第1号を目指したい」と意気込んでいる。

 
 雄2匹は、対馬市で保護された4歳(推定)と福岡市動植物園で生まれた6歳。警戒心が強いため、目隠しされたかごに入れられ、飛行機と車を乗り継いで約5時間かけて移動した。
 
 園内には雑木林を切り開き、個室10室を備えた専用の飼育繁殖施設があり、2匹はかごから放たれると、早速走り回っていたという。
 
 同施設は非公開だが、佐世保市は2010年度中に公開用施設を建設予定で、高齢や病気などで繁殖に向かないツシマヤマネコを迎え入れ、一般公開する方針。
 
 担当飼育員の村山友美さん(25)は「繁殖が最終目的だが、まずは慣れてもらうため、ストレスがない環境をつくっていきたい」と話した。
 
=2010/03/31付 西日本新聞朝刊=