西日本新聞

動物ニュース

2010年03月13日掲載 鹿児島 / 鳥類

奄美大島だけにすむ幻の鳥 オオトラツグミ21日調査 個体数を推計 参加者120人募集

 鹿児島県・奄美大島だけに生息する国の天然記念物オオトラツグミの一斉調査(環境省、県、奄美市など後援)が21日、行われる。推定個体数約200羽の「幻の野鳥」で、NPO法人・奄美野鳥の会がボランティアの調査員120人を募集している。

 
 オオトラツグミはツグミ科で体長約30センチ。体に黄色と黒色の虎模様がある。種の保存法で国内希少種に指定され、環境省が絶滅危惧(きぐ)種に分類している。
 
 調査地点は奄美中央林道(延長約40キロ)などの5カ所。調査員は2人1組で早朝午前4時から約5時間、往復約4キロを歩いて「キョロロン」というさえずりを聴いた場所を地図に記入する。その記録から全体の個体数を推計する。
 
 奄美野鳥の会によると、調査は1994年から毎年3月の繁殖期にしている。推定個体数は1年目が54羽だったのが、2003-06年が100羽台、07年から200羽以上に増えている。ただし「森の伐採が再開されており、生息環境は楽観視できない」としている。
 
 09年の調査員は、地元や県本土から144人が参加した。定員になり次第締め切る。奄美野鳥の会=0997(57)7593。
 
=2010/03/13付 西日本新聞朝刊=