2009年12月30日掲載 [長崎 / 哺乳類]
対馬下島にツシマヤマネコ 1歳未満のオス保護
国の天然記念物ツシマヤマネコが、長崎県対馬市南部の下島で保護されたことが29日分かった。環境省対馬野生生物保護センターによれば、北部の上島での保護・生息確認の例は多いが、下島では極めて珍しい。
同センターによると、保護されたのは今春生まれたとみられるオスで体重約1100グラム。28日午後2時半ごろ、同市厳原町小浦の九電工対馬営業所近くの川に落ちて動けなくなっているのを、所員が見つけ市に引き渡した。衰弱しているが、外傷などはないという。
下島では1984年5月、当時の厳原町瀬で車にひかれた死骸(しがい)が見つかった。2007年3、8月に同町内の山林で自動撮影カメラに写った姿が確認されたが、それ以降の生息情報はなく、絶滅も心配されていた。同センターは今回の保護を受け、下島で一定規模が繁殖している可能性もあるとみている。
対馬市内のツシマヤマネコの生息数は80-110匹と推定されている。
=2009/12/30付 西日本新聞朝刊=


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